生後3ヶ月のチワワ兄妹のレオンくんとキャンディーちゃん♡♡ パピートレーニングでご自宅にうかがうたびに成長していくとってもキュートで健全な子犬ちゃんです。
お写真の左側の白が多めの子がレオンくん、右側の茶色が多めの子がキャンディーちゃんです。💕
さて、「健全な子犬」とはどんな行動をするのでしょうか?元気に走り回って、よく食べ、しっかり排泄する。その他にも子犬らしい行動はたくさんあります。そのひとつが何でも噛む(咬む)という行動です。好奇心旺盛な子犬は気になった物を口にして噛んで確認します。犬同士、オモチャなどで遊ぶときも主に口でガブガブ噛みながら遊びます。母犬など他の犬に甘えるときも甘噛みしたり毛などをクチャクチャ噛んだり舐めたりします。そして、人間の家庭にやってきて家族の一員となった子犬は、子犬らしく家具を噛んだり、飼い主の手や足や服を噛んだりするのです。これは問題行動ではありません。健全な子犬の自然な行動です。しかし、人間からすると家具を壊されたり、手足を噛まれて痛い思いをしたり、服が穴だらけになるのは困ってしまいますよね。
そこで、大切なのは、子犬の健全な行動の欲求を人間が困らない方法で満たしてあげる事です。今回、お薦めしたのが紙コップを使った知育玩具。オヤツを1つぶ紙コップに入れて飲み口の所をクシャッと潰したのを子犬たちにあげると、その匂いにつられて紙コップに興味を持ってクンクンしたり鼻や前脚で転がしたりしますが中のオヤツが取れません。子犬は夢中になって紙コップを追いかけて噛み付いて噛み付いているうちにオヤツにたどり着くのです。追いかけて、捕まえて、噛み付いて、引きちぎって食べる。これは犬の捕食本能も満たしてくれる遊びです。
紙コップは純パルプの無地の物を選んであげてもらえたら、多少食べてしまっても胃で溶かされないしまいますので排泄物にも出て来ないと思います。ビニール素材は消化できませんので注意が必要です。紙コップでなくても、ただの紙でも良いと思います。こうやって安全でビリビリになっても良い物で子犬の好奇心や捕食本能、噛みたい欲求をしっかり満たしてあげる事で、家具や人間を噛むという行動を減らす事が出来るのです。ダメダメ!と抑制され続けると犬にとってはストレスになってしまいます。その行動をどうやったら満たしてあげられるかな?と考えていただき、飼い主さんご自身が無理なく出来る方法を子犬との生活の中に取り入れていただければと思います。