ロサンゼルスのNorth Central animal shelterの視察に行ってきました。ターミナル駅のUnion stationから2駅ほど北に行ったLincoln/Cypress駅から徒歩2分くらいのところにその施設はありました。
ちなみに、正式名は、North Central Animal Servicesのようです。ネットではShelterという表記もありました。要は、飼い主のいない動物がここで次の飼い主さんが決まるまで暮らしている施設です。
私が訪れた2022年5月上旬では、入口でワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明書が必要でした。私は前日にPCR検査を現地で受けて陰性証明をもらっていましたので、それを見せて中に入ることができました。
建物の中に入ると猫たちのエリアが正面にあり、犬は外の犬舎にいるとのことで行ってみると、ナンバリングされた個室に犬たちが入っていました。
この時にいたのは、小型犬もいたけど、8割くらいは大型犬でした。1頭ずつの個室の檻のようになっていたけど、奥にはベッドがあってくつろげるようになっていました。各檻の正面にはクリップでその犬の基本情報が張り出してあって、もっと詳しく知りたい場合はスタッフに声をかけるシステムのようでした。Getting Acquainted yardというスペースがあって、その中で犬と触れ合わせてもらうことも可能になっていました。また、室内にも犬や猫と触れ合いながら過ごせる部屋もありました。
そして、犬舎の横にはTrainingYardという広い芝生の場所がありました。必要な犬にはここでトレーニングをしたり運動させたりすることが出来るようです。
カリフォルニア州はペットショップで犬の販売が禁止されているため、犬が欲しいとなったら、ブリーダーのところから買うか、このようなシェルターから譲渡してもらうことになります。そのための施設がきちんと出来ているという印象です。日本の一般的なシェルターは複数頭が一緒に管理されているところが多いですが、こちらでは1頭ずつ管理されているのが普通のようです。広いアメリカとはいえ、こんなに広くて綺麗なシェルターがロサンゼルスのメインターミナル駅から2つのところにあるなんてすごいなーと思いました。日本でも行きやすい場所にこんな立派なシェルターがあむて、保護犬を迎えることがもっと身近になってくれたらいいですよね。