犬の意思や気持ちを尊重して成長を促す

生後約6ヶ月のチワワのもちちちゃんは、飼い主さん以外の人や犬が怖くて近づけないので社会化をしてその恐怖心を早めに解いてあげなければと、保育園の体験に来てくれました。しかし、初登園で当然知らない場所で知らない人や犬たちだらけで、緊張しているもちちちゃんはクレートの中で震えていたので、まずは店内の端っこでクレートの扉を開けた状態にして保育園の様子を観察してもらう事からスタートしました。

犬の保育園を体験にきたチワワ

最初はクレートの奥で縮こまって震えていましたが、外の様子をジッと見ていて、興味はあるようでした。そこで、同じエリアにおとなしい先輩ワンコに来てもらいました。もちちちゃんが怖がったり拒否する様子があったらすぐに対応できるようにそばで見ていましたが、もちちちゃんは意外にもクレートの隙間に鼻をつけて匂いを取ったり好奇心がありそうでした。そこで、もちちちゃんから見える場所で犬たちと楽しく遊んだり、みんなでオスワリしてオヤツをもらったりして過ごしてみました。すると、もちちちゃん自らクレートから出て来て犬たちに近づいてご挨拶してくれました。私にも近付いてお膝に手をかけてくれました!嬉しい!

こうやって、自分の足で自分の意思で出てきて近づいて「大丈夫だった!」という経験が大切だと思うのです。また同じように緊張ふる機会があっても、前回の経験からまた自分の足で近づいてくる勇気や自信に繋がるからです。そもそも無理矢理に「さぁ、犬と交流しなさい!」と言っても出来るわけないですよね。自分の足で出て来ようと思える環境を作ってあげて、その子のペースに合わせてあげることが私たちに出来る事です。それで、最初は部屋の隅にもちちちゃんのクレートを置いて遠くから犬たちを見せて、次に落ち着いた犬を1匹だけ同じエリアに入れて、大丈夫そうだったのでフレンドリーで優しい犬たちを複数入れてそばで楽しく遊んだりして、もちちちゃんが出てきやすい環境作りに努めたつもりです。協力してくれた先輩ワンコたちに心から感謝♡そひて、頑張ってくれたもちちちゃんにありがとう!!

体験は、11時から15時までの4時間弱のお預かりでしたが、もちちちゃんは感動的な大成長を見せてくれましたので、次回からは10時から16時までのフルで入ってもらう事になりました。さぁ、ここからがスタートです。もちちちゃんのペースで少しずつ頑張ってもらって、良い経験を積んでもらえるよう、精一杯サポートさせていただきます!